お笑い芸人は、テレビで体を張ったり自信の過去のエピソードをネタにしたりして、視聴者を楽しませてくれます。多くの人たちがトップのお笑い芸人を目指し挫折していく中で、成功するお笑い芸人の方の考え方や生き方は、深みがありユーモアに溢れています。
今回はお笑い芸人の方が書いたエッセイのなかから、特におすすめの本を6選ご紹介します。
爆笑必至!お笑い芸人がつづるエッセイ本おすすめ6選
僕の人生には事件が起きない/ハライチ・岩井勇気
下積みなし!複雑な家庭環境なし!事件は何もなし!だけどなんだか癖になる文章
お笑い芸人といえば、過酷な下積み時代を何年も重ねようやくテレビに少しだけ出れるようになり、それをまた何度も重ね、人気を獲得していくもの。そのため売れている芸人はみんな壮絶な人生を生き……てないのが、岩井さんのすごいところ。
一言でいえば、「平穏」そのものですが、それなのにおもしろいところがまたずるい!サクッと読めるので、普段本を読まない方にもおすすめです。
社会人大学人見知り学部 卒業見込/オードリー・若林正恭
常識への違和感、こじらせた自意識、素直に綴られた文章に思わず頷いてしまう
他の人にとっては普通のことでも「なんで?」と感じてしまう違和感、スタバに入れないこじらせた自意識……。読んでいて、思わず「わかるー!」と言ってしまう、ちょっとした違和感や心の葛藤を素直に書き綴っています。
雑誌『ダ・ヴィンチ』4年間にわたる連載をまとめたものなので、徐々に心境が変化していたり、文章が洗練されていったりするのが感じられます。
東京百景/ピース・又吉直樹
悲哀とユーモアに溢れる思い出とともに綴られる、東京の風景
芥川賞作家による、悲哀とユーモアに溢れる作品です。夢を追い求め上京したあの日、友人と待ち合わせ中に変なおじさんに絡まれた駅での出来事。東京での思い出が、地名とともに綴られています。
個人的に、冒頭の「武蔵野の夕陽」がお気に入りです。
天才はあきらめた/南海キャンディーズ・山里亮太
嫉妬!嫉妬!嫉妬!負の感情こそ、偉大なるエネルギー!文章から溢れるその驚異の熱量を体感せよ!
お笑いコンビ南海キャンディーズとして活動、テレビの司会にナレーションと幅広く活躍する山ちゃんこと、山里亮太さんのエッセイ。さまざまな人のどんな対応にも素早く対応し、自虐を盛り込みながらお笑いに変える……。そんな姿からは想像もできないような劣等感にまみれた半生と、だからこそ血のにじむような努力を重ねた日々が綴られています。
「嫉妬」という、一見ネガティブに思える感情もエネルギーに変えてしまう、山ちゃんのパワーが文章から感じられるでしょう。
復活力/サンドウィッチマン
思わず嫉妬しちゃう!?人気コンビの青春~売れっ子コンビになるまでの舞台裏
安アパートで10年間同居生活、トイレには「みー君へ」と書かれた手紙……思わず嫉妬してしまうような、二人のラブラブ(?)な生活や、ラグビー部での出会い、そしてブレイクのきっかけとなったM-1グランプリでの敗者復活戦など、二人が交互に綴っています。それぞれの当時の想いが知ることができます。
まとめ
芸人のつづるエッセイのなかで、とくにおすすめの本を6冊ご紹介しました。
芸人ならではのユニークな視点や言い回しはもちろん、芸人さんによって個性が色濃くでているのが魅力です。日常で面白いことがないと感じたときや凹んだときに読めば、日常が彩りよく見える!かもしれません。気になった方はぜひ読んでみてくださいね!
またこちらの記事では、本をお得に読む方法を紹介しています。お笑い芸人のエッセイ本をお得に読みたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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