Webライティングを始めてみたけど、記事を書くのに時間がかかるし、文章もどこかおかしいんだよなぁ。クラウドソーシングでも仕事は取れないし、心が折れそう……。
クラウドソーシングの普及や働き方改革によって、Webライターという職業を選択する方が増えています。しかし、なかなか記事が書けなかったり、クラウドソーシングの受注が取れなかったりといった悩みを抱える方が多くいます。Webライターの勉強をしたいけれど、たくさんの本があってどれを選べばよいかわからない!というお悩みもひんぱんに耳にします。
そこで今回は年間200冊の本を読むライターである私が、初心者Webライターにおすすめの本を8冊紹介します。
Webライターに求められる3つのスキルとは
Webライターには大きく、文章力、SEOの知識、コピーライティングの3つの要素が求められます。ただ文章がうまいだけでは、膨大なネットの記事と差別化ができなかったり、検索クローラーに判断してもらえず検索順位が上がらなかったりします。
当然、読みづらい文章でも読者が疲れてしまい、離脱につながってしまいます。そのため文章力、SEOの知識、コピーライティングの3つのスキルを高めるようにしましょう。
Webライター初心者におすすめ目的別おすすめ本8冊
Webライターに必要な文章術が学べる本
新しい文章力の教室
著者はナタリー初代編集長の唐木元さん。大手カルチャーメディアの初代編集長から直々にライティング術を学ぶことができます。もともとナタリーの新人ライターに向けた講習をまとめたものなので、ライティングについて全く知識がない方でもわかりやすい内容です。「わかりやすい日本語の書き方」から文章の骨組みから作る方法まで、簡潔に、しかしディープにまとめられています。
こんな人におすすめ
- わかりやすい文章をかけるようになりたい方
- 文章を書くとき、どこから書けばよいかわからない方
- 記事や原稿の「基本の型」を学びたい方
朝日新聞校閲センター長が絶対に見逃さない間違えやすい日本語
突然ですが、下記の文章どちらが正しいと思いますか?
- 去年、決勝で負けた雪辱を晴らしたいと思い、日々練習に励んでいる
- 去年、決勝で負けた雪辱を果たしたいと思い、日々練習に励んでいる
↓↓正解は記事の最後に載っています↓↓
校閲とは記事や原稿などの文章の誤りを見つけ、修正する作業のこと。テレビドラマ『校閲ガール』で注目が集まりましたね。本書は朝日新聞の校閲センター長による、多くの人が誤解している日本語の誤りを解説しています。先ほどの問題のように、たくさんの「間違えやすい」日本語の問題が掲載されているため実践的に学ぶことができます。
こんな人におすすめ
- 正しい日本語を使えるようになりたい方
- 自分が正しい日本語を使えているか確認したい方
- 自分の書いた文章に違和感があるけれど何が違うのかわからない方
20歳の自分に受けさせたい文章講義
『嫌われる勇気』の共著者として知られる古賀史健さんの文章術が学べる本です。「文章におけるひらがなと漢字のバランス」といった基本的なことから「わかりやすい文章を書くために、映像表現を参考にする」といった斬新と思える方法まで、幅広い文章術が解説されています。
こんな人におすすめ
- 文章書き方の基本が知りたい方
- ライターの人から書き方を学びたい方
- ライターの心構えを学びたい方
人を操る禁断の文章術
人を動かす文章が書きたい
そういった方におすすめなのが本書。人の心を読む「メンタリスト」である著者が最新の心理学に基づいた「人を操ることができる」文章の書き方を解説しています。
「人を動かす7つのトリガー」や「文章をうまく書こうとしない」といったこれまでとは違った文章術を学べる本です。
こんな人におすすめ
- アフィリエイト文章を書きたい方
- 文章を使って売上を上げたい方
- ECサイトでなかなか商品が売れなくなて困っている方
Webライターに必要なSEO知識、仕事術が学べる本
頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書
「副業を始めようと思ってクラウドソーシングに登録したけど全然稼げない……」
Webライターとして活動し始めた方の中には、このような悩み抱える方は少なくありません。本書ではクラウドソーシングで仕事を受注する方法から、クライアントとの信頼関係を崩さない単価アップの交渉まで、Webライターとして生計を立てる方法が網羅されています。
私もクラウドソーシングで全く案件が取れず困っていたときに、この本を参考に提案文を作ったところ、一気に仕事が受注できるようになりました!
こんな人におすすめ
- ランサーズやクラウドワークスに登録しているけれどなかなか受注が取れない方
- 安い単価の記事を毎日量産している方
- 効率的に仕事を受注したい方
沈黙のWebライティング
Webライティング、SEOの知識はこの本を読めば網羅できます。
SEOとは簡単に言うと、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に上位表示されるようにする施策のこと。日本語で「検索エンジン最適化」とも言います。WebライターはSEOの知識が必須と言っても過言ではないです。
SEOは日々細かく変化していますが、基本的な知識はこの1冊でOK。漫画形式になっているため、楽しく読めるのもポイントです。SEOやWebライティングを全く知らない主人公に「最強Webマーケッターボーン」がわかりやすく、そして検索エンジンに評価される記事の書き方を教える構成です。そのため、初心者でもSEOやWebライティングの知識を楽しく学べます。
こんな人におすすめ
- Webライティングの基本を知りたい方
- SEOの知識を学びたい方
- 漫画でおもしろく学びたい方
コピーライティングが学べる本
100倍クリックされる超Webライティングバズる単語300
「バズる」とは、短期間に情報が一気に広まること。ツイッターやインスタグラムなど、SNSの普及によって情報が広まりやすくなったことから近年「バズり」が注目されるようになりました。
本書は最新のヒットタイトルを分析したなかから厳選された「バズる単語」を解説しています。単語+例+解説という構成になっているため、読みやすいのもポイント。
こんな人におすすめ
- 「バズる」記事を書きたいと思っている方
- 「良い記事を書いているはずなのにPVが伸びない」と感じている方
- どんな単語が「バズる」のか知りたい方
10倍売れるWebコピーライティング
本書では、魅力的なキャッチコピーや見出しが書けるようになるための方法が解説されています。セールスコピーライティングの基本から、ターゲットのリサーチ方法など基礎から実践まで幅広く載っています。
コンバージョン率を上げるための心理学的なアプローチ方法と実践に活かせるワークシートがついているため、学んだ内容をすぐに実践できるのもポイント。
こんな人におすすめ
- 成果につながるキャッチコピーや見出しが書きたい方
- アフィリエイト記事をたくさん書いているのに成果につながらない方
- 心理学的な面からアプローチをしたい方
Webライターはインプットとアウトプットを繰り返していくことが重要
ライターにおすすめの本を紹介しました。Webライターの中には、本を参考にせず文章を学んでいる方も多くいます。確かに今はインターネットで言葉の意味や使い方を調べればすぐにわかります。そのため、わざわざお金を払って本を読もうと思う方は少ないのかもしれません。
しかし本気でWebライターで長く仕事を受注していこうと考えているのならば、学びのための自己投資は絶対に行うべきです。
本を買ってまで勉強をするライターが少ないからこそ、反対に本を買って勉強をするだけで多くのライターから一つ抜きん出ることもできるのです。
もちろん、本を読むだけでなくそれを実践に生かさないとうまくならないのも事実です。最初はなかなか思い通りの文章が書けずにヤキモキするかもしれません。しかしインプットとアウトプットを小さくても実行していくことで少しずつ実力となります。重要なのは少しずつでも続けていくことです。少しずつでも諦めずに前に進んでいきましょう!
問題の答え
途中に合った問題の答えです。
- 去年、決勝で負けた雪辱を晴らしたいと思い、日々練習に励んでいる
- 去年、決勝で負けた雪辱を果たしたいと思い、日々練習に励んでいる
こちらの正解は、
2. 去年、決勝で負けた雪辱を果たしたいと思い、日々練習に励んでいる
でした。日常で使っている言葉も、意外と間違えていることが多いんですよね。
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