2022年1月に読んだ本と見た映画など

その他

年が明けても、相変わらず本を読んだり映画を見たり音楽を聞いたりして日々を過ごしています。これまで、本や映画の感想や記録はエバーノートにひたすら書き溜めているだけでしたが、今年はアウトプットを兼ねてブログの方に紹介していこうと思います。

2022年1月に読んだ本

2022年1月に読んだ本は9冊。そのなかでも面白かった本を3冊紹介します。

ペッパーズ・ゴースト

あらすじ

少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀(だん)と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。
生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。
伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成!

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 伊坂ワールドを楽しみたい方
  • 人に言いづらい特技がある方
  • 動物虐待を何があっても許さない方
Rumi
Rumi

伊坂ワールド特盛丼というような作品でした!他人の飛沫に感染すると、その人の未来を見てしまうという能力を持つ壇先生は、銀行強盗シリーズ。過去に猫の虐待実況動画を煽っていた視聴者に痛い目をあわせる「ネコジゴハンター」の凸凹コンビは『マリアビートル』の蜜柑と檸檬。などなど、過去の伊坂作品を彷彿とさせるキャラ&展開に心がときめきまくってしまいました。

しかし小説のキャラクターが「自分たちが小説のキャラだったら?」と会話していたりと、伊坂ワールド全開ながら新たなおもしろエッセンスも加わってました。初めて伊坂幸太郎作品を読む人にもおすすめ。

実力も運のうち 能力主義は正義か?

あらすじ

ハーバード大学の学生の三分の二は、所得規模で上位五分の一にあたる家庭の出身だ。にもかかわらず、彼らは判で押したように、自分が入学できたのは努力と勤勉のおかげだと言う――人種や性別、出自によらず能力の高い者が成功を手にできる「平等」な世界を、私たちは理想としてきた。しかしいま、こうした「能力主義(メリトクラシー)」がエリートを傲慢にし、「敗者」との間に未曾有の分断をもたらしている。この新たな階級社会を、真に正義にかなう共同体へと変えることはできるのか。超人気哲学教授が、現代最大の難問に挑む。解説/本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 経済格差を感じている方
  • 世の中不平等だと感じている方
  • 今の地位は自分の力で勝ち取ったと思う方
Rumi
Rumi

『これからの正義の話しをしよう』の著者、マイケル・サンデル教授の書籍。

ハーバード大学の2/3の学生が所得規模上位1/5の富裕層の家庭出身者であることや、エリート大学に入れるために親が裏口入学させていた大規模な事件、そしてトランプ大統領が就任した大統領選に至るまで、現代に蔓延る能力主義と、それが生み出す歪みが学べます。

この根底にある問題として著者が指摘するのが「行き過ぎた学歴主義」であること。そしてそれは環境に恵まれない人はもちろん、金銭的に恵まれている富裕層にも暗い影を落としていると指摘。何せ学校の他に、家庭教師や習い事、スポーツなどなどたくさんやることを押し付けられてしまいますからね。その結果、エリート大学に進学した子どもたちは「自分が努力したからここに入れたんだ!」と思い、そうではない人を無意識のうちに見下すようになる……そして見下されている人も、無意識にそれを感じ自分に自信をなくしてしまうという負の連鎖に陥る……というのは、自分も感じたことがあるので悲しい気持ちになりました。

とは言え、貴族制から能力主義に進んでいったように、今後私たちがどのように考えを改め、進んでいかなければならないかを考え議論するきっかけになる本だと思いました。

ネヴァーゲーム

あらすじ

姿を消した人間を追跡する名人、コルター・ショウ。失踪人や逃亡犯に懸賞金がかけられると、彼は現地へ赴いて調査に着手する。つねに冷静に状況を分析する明晰な頭脳と、父に叩きこまれたサバイバル術で多くの事件を解決してきた。今回ショウはシリコンヴァレーに住む男の依頼で、失踪した娘を探すことになった。カフェを出たあと、忽然と姿を消した彼女は無事なのか?どこにいるのか?非協力的な警察に悩まされながら調査を続けるショウは、事件の背後にはビデオゲームが絡んでいることを知る。被害者を誘拐し、『ウィスパリング・マン』というゲームを模倣して監禁する犯人“ゲーマー”。刻々と死の迫る被害者たちの居場所を突き止め、彼らの命を救うために知力と体力を尽くすショウ。犯人は誰なのか。単なる愉快犯なのか。あるいは何か隠された動機があるのか―?懸賞金を求めて難事件に挑み、不可解な死を遂げた父の謎を追う名探偵コルター・ショウ。リンカーン・ライム、キャサリン・ダンスに続く新ヒーロー誕生。時限爆弾のようなサスペンスに意外な真相を仕掛けたシリーズ第一作。

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • エンタメ感溢れる小説が読みたい方
  • ハードボイルドが好きな方
  • ミステリーが好きな方
Rumi
Rumi

アメリカの超人気作家ジェフリー・ディーヴァーによる新シリーズ。実はディーヴァー読むの初めてだったのですが昔『ボーン・コレクター』は映画で見たことがあったので懐かしい気持ちと「なら面白いに違いない」という謎の安心感がありました。

主人公コルター・ショウのハードボイルド感と、息もつかせぬ展開で一気に読んでしまいました。こりゃ『ボーン・コレクター』も読まねば、と思ったらコルター・ショウシリーズ2作目も出てますね……うぅむ悩む

2022年1月に見た映画

2022年1月に見た映画は7本でした。その中でおすすめを3つ紹介します。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

あらすじ

「スパイダーマン ホームカミング」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続く、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属する「スパイダーマン」シリーズの第3弾。MCU作品の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」でもスパイダーマンと共闘した、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが登場する。前作でホログラム技術を武器に操るミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙の「デイリー・ビューグル」が世界に公開したことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえ、正体も暴かれてしまう。マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むが……。サム・ライミ監督版「スパイダーマン」シリーズに登場したグリーン・ゴブリンやドック・オク、マーク・ウェブ監督版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエレクトロなど、過去のシリーズ作品から悪役たちが時空を超えて登場。それぞれウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、ジェイミー・フォックスら当時のキャストが再登板した。

引用元:eiga.comより

こんな人におすすめ

  • MCU映画が好きな方
  • スパイダーマンの過去作を見たことがある方
  • 悪評垂れ流されて困ったことがある方
Rumi
Rumi

MCUシリーズ最新作、スパイダーマンノーウェイホーム。今回は過去のスパイダーマン作品のヴィランが同キャストで登場するということでかなり話題になっていました!

感想としては本当に、もう……ありがとう……!ありがとう……!って感じで語彙力がなくなります。制作陣全員と握手したい。それくらいファンにはたまらなかったです。

鉄男

あらすじ

塚本晋也監督が1986年制作の短編「普通サイズの怪人」をベースに、肉体が鉄に侵蝕されていく男の壮絶な戦いを悪夢的映像で描いたSFスリラー。第9回ローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得するなど注目を集め、塚本監督の名を一躍世界に知らしめた。ある朝、平凡な会社員の男は自分の頬に金属のトゲのようなニキビができていることに気づく。男の身体は激しい痛みを伴いながら、徐々に金属に侵食されていく。一方、かつて男が轢き逃げした“やつ”は、復讐を果たすべく男のもとへ向かう。

引用元:eiga.comより

こんな人におすすめ

  • エログロ耐性がある方
  • 怪人映画が好きな方
  • 顔に変なニキビができたことがある方
Rumi
Rumi

塚本晋也監督の伝説的映画。映画『桐島、部活やめるってよ』でこの映画の一部が使われていると知り、ずっと興味があったのですがようやく見れました。

見る前は、身体が鉄に侵食していく男の苦悩に商店が描かれるのかなと思っていましたが、実際には怪人同士の戦い!いつまでもどこか正体というか全体像が掴めないのが、奇妙ででもなぜか癖になって目が離せない映画でした。結構エログロだったので苦手な人は苦手かも。

ミッドサマー

あらすじ

アメリカで暮らす大学生のダニーと恋人のクリス、その仲間たちは、交換留学生であるペレの故郷スウェーデンで夏至(ミッドサマー)に行われる祝祭に誘(いざな)われる。その村では、90年ごとに9日間の浄化の儀式が行われ、人々は着飾って様々な出し物をするのだという。人里離れたヘルシングランド地方、森の奥深く、美しい花々が咲き乱れる“ホルガ村”を訪れた5人は“白夜”のもと、優しく穏やかな村人たちから歓待を受ける。しかし、閉鎖空間の中、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 刺激的な作品が見たい方
  • その土地特有のお祭りが好きな方
  • 花や自然あふれる空間が好きな方
Rumi
Rumi

とうとう見ちゃいました、ミッドサマー……。公開時からだいぶ刺激が強めだと話題になっていましたが、ビビリ性なのでなかなか一歩を踏み出せずにおりました。とうとう好奇心には勝てず、クッションを準備して挑みました。

口コミでは「ドラマ『トリック』にエログロ加えた感じ」「インスタ映えサバト」など言われていましたが、あながち間違っていなかったなと感じました。明るくて花や自然が美しくて、なのにとてつもなく怖い……。何が怖いって村の方々は、全然怖がらせようとかしてなくて、ただただ村の掟通りに行動しているだけっていうところが1番怖かったですね。そのうち、「おかしいのは自分のほうではないか」なんて思えてくるほどでした。グロは結構強めなので苦手な人はクッション必須(猫でも可)

おまけ~ドラマとかライブとか

本と映画を紹介しましたが、その他印象に残ったものを紹介します。

MIU404

あらすじ

警視庁の働き方改革の一環で、刑事部・機動捜査隊(通称:機捜)の部隊が3部制から4部制に変更となった。
臨時部隊として新設された“第4機捜”の隊員として招集された志摩一未(星野源)だったが、とある人事トラブルからバディとなる隊員が見つからないという事態に。やむを得ず、候補段階で落としていた奥多摩の交番勤務員・伊吹藍(綾野剛)を招集し、バディを組むよう命じられる。
伊吹がどんな人物なのか、不安になった志摩は情報を集めるが、「とにかく足が速い」というだけで、短期間で次々と部署を異動していたり、かつての同僚刑事たちが「彼については話したくない」「二度と顔を見たくない」といい、調べれば調べるほど不安になる。
そして、ついに迎えた第4機捜任務初日。初対面の伊吹は意外にも礼儀正しく、好印象を抱く志摩だったが…! ?

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • バディものが好きな方
  • 刑事ドラマが好きな方
  • 足の速さに自信がある方
Rumi
Rumi

放送時に話題になっていたドラマを何気なく見てみたらハマってしまい一気観してしまいました。脚本は『逃げ恥』『アンナチュラル』などを手掛けた野木亜紀子さんのオリジナル。正直日本のドラマって演出とかストーリーの舵のとり方が過剰に感じてしまって全然見てなかったのですが、これはめちゃんこ面白かったです。

社会問題を絡め方といい、キャラクター造形といい、会話のユーモアといい、ドラマ全体の構成といいすべてにおいて抜群でした。

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2021-2022 Patrick Vegee

Rumi
Rumi

ユニゾンスクエアガーデンの8枚目のアルバム「Patrick Vegee」の全国ツアー最終日、東京ガーデンシアターに行ってきました。コロナ禍になってからも「いつも通りのライブをする」を掲げ、変わらず貫いてきたロックバンドのライブは変わらず素晴らしかったです。

それでも、これまでみたいにライブハウスで、もみくちゃになるライブとか、夏フェスで芝生の上でビール飲んで寝転びながらライブ見るみたいなことを我慢しすぎて、そろそろ我慢の限界が近づいている……

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