【2021年最新】伊坂幸太郎おすすめ小説20選!代表作から映画化作品まで

伊坂幸太郎作品おすすめ小説

『AX』や『砂漠』『魔王』などの代表作で知られる大人気エンタテインメント小説作家の伊坂幸太郎。巧みな伏線回収とどんでん返しの展開で映画化も多数されています。今回は伊坂幸太郎の作品のなかでとくにおすすめの小説を20選ご紹介します。

※作者名は敬称略で記しています。

伊坂幸太郎の魅力

  • ユーモアあふれるキャラクターと会話劇
  • 見事な伏線回収による爽快感
  • 現実とフィクションの丁度いい世界観

伊坂幸太郎の魅力は数多くありますが、最も大きな部分を上げれば上記の3つではないでしょうか。現実ではありえない、でもちょっとありえるかもと思える世界観や、張り巡らされた伏線がラスト近くからパタパタと回収されていく爽快感、そして何よりもユーモアあふれるキャラクターたち。登場人物のユニークさはもちろん、ウィットに富んだ会話も見どころです。

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伊坂幸太郎のおすすめ小説20選

重力ピエロ

あらすじ

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 家族の絆を感じたい方
  • 明るく前を向ける読後感を味わいたい方
  • 謎が解ける爽快感を味わいたい方
Rumi
Rumi

個人的に伊坂幸太郎作品のなかで特に好きな小説です。辛い過去や出来事に対しての向き合い方、考え方が変わります。

ホワイトラビット

あらすじ

兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • ユニークな会話劇を楽しみたい方
  • 愛する人の前では赤ちゃん言葉になってしまう方
  • どんでん返しが好きな方
Rumi
Rumi

連作短編集。伊坂ワールドの人気キャラクター、黒澤と愉快な仲間たち(?)の会話にも注目。予想を上回るどんでん返しに思わず「お見事!」と言ってしまいます。

マリアビートル

あらすじ

酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた東北新幹線は疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。

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こんな人におすすめ

  • 悪役が好きな方
  • アクションが好きな方
  • グラスホッパーを読んだ方
Rumi
Rumi

殺し屋シリーズ第二弾。『グラスホッパー』を読んでなくても楽しめます。ドジっ子キャラ七尾くんにほっこり。でも一応、腕利きの殺し屋です。

陽気なギャングが地球を回す

あらすじ

人間嘘発見器+演説名人+天才スリ+精確無比な体内時計=4人は史上最強の銀行強盗…のはずが、思わぬ誤算が。奪われた「売上」を取り戻せ!伊坂幸太郎ブームはここから始まった。「陽気なギャング」シリーズ第1作

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 悪い奴らが好きな方
  • 能力系が好きな方
  • 爽快感を味わいたい方
Rumi
Rumi

アベンジャーズほどの異能や特殊能力ではないものの、非凡な能力を持つ4人組による鮮やかな銀行強盗。ユニークなキャラクターと会話に注目です。

死神の精度

あらすじ

こんな人物が身近に現れたら、彼/彼女は死神かもしれません──(1)CDショップに入りびたり(2)苗字が町や市の名前と同じ(3)会話の受け答えが微妙にずれていて(4)素手で他人に触ろうとしない。1週間の調査の後、死神は対象者の死に「可」「否」の判断を下し、「可」ならば翌8日目に死は実行される。ただし、病死や自殺は除外。まれに死神を感じる人間がいる。──クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う、6つの人生。金城武主演で映画化された原作です!

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こんな人におすすめ

  • 一風変わった死神を見てみたい方
  • 音楽が好きな方
  • 最近、苗字が町や市の名前のへんてこな人物が現れた方
Rumi
Rumi

死神というと、デスノートのリュークといったおどろおどろしいイメージを持つ方も多いかもしれませんが、この作品の死神は見た目は普通の人。死神とは言え、人間の生死を決める「仕事」として、淡々とこなしています。それでもどこか噛み合わない会話をしているのがユニークです。

夜の国のクーパー

あらすじ

僕の住む国では、いろんなことが起きた。戦争が終わったんだ――猫は摩訶不思議な物語を語り始める。伊坂幸太郎10冊目の書き下ろし長編は、世界の秘密についてのおはなし。

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 猫と話せたら良いのにと思っている方
  • 不思議なお話が読みたい方
  • アクションよりも静かな話が好きな方
Rumi
Rumi

ちょっと不思議なファンタジー作品。と思わせておいて、最後に予想外の展開を盛ってきてくれるのがさすがといったところではないでしょうか。

ゴールデンスランバー

あらすじ

仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 逃げる!逃げる!逃げる!逃亡劇が好きな方
  • ビートルズが好きな方
  • 巨大な何かに立ち向かっている方
Rumi
Rumi

よくある逃亡劇では、逃亡しながら真犯人を究明しますが、この作品ではただひたすら逃げることを主軸にしています。あまりに巨大なものには、立ち向かわずに逃げるのが得策であることを教えてくれます。

首折り男のための協奏曲

あらすじ

被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う高校生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 連作短編を読みたい方
  • 絶妙につながる話に痺れたい方
  • 殺し屋シリーズが好きな方
Rumi
Rumi

腕利きの殺し屋である「首折り男」をめぐる短編集。それぞれ独立した話ですが、首折り男をキーワードに繋がりがあります。

ラッシュライフ

あらすじ

泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

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こんな人におすすめ

  • パズルのピースがハマるような爽快感を味わいたい方
  • 爽快感を味わいたい方
  • 路線図のような人生の交錯を見たい方
Rumi
Rumi

伊坂幸太郎の2作目にして代表作です。いっけんバラバラに見える各話が、読み勧めるうちにだんだんと組み合わさり全体像が見えてくる感じは、まさにパズルのよう!ラストの爽快感もたまりません。

オー!ファーザー

あらすじ

父親が四人いる!? 高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件、事件、事件──。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

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こんな人におすすめ

  • ”ありえない”のに”おもしろい”を味わいたい方
  • 父親が4人いる方
  • 魅力的なキャラクターが出てくる作品を読みたい方
Rumi
Rumi

母ひとり子ひとり、父4人というなんともユニークな家族を描いた作品。父親が4人いるにも関わらずそれぞれ仲良く生活している姿は微笑ましいです。

アヒルと鴨のコインロッカー

あらすじ

大学入学のため引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。標的は――たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ! 四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 注目の気鋭による清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。

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こんな人におすすめ

  • 繰り返し読みたくなる本が好きな方
  • ラスト一気読みを体験したい方
  • 気付くとボブ・ディランを口ずさんでいる方

グラスホッパー

あらすじ

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!

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こんな人におすすめ

  • 悪い奴が好きな方
  • 復讐を横取りされたことがある方
  • 「槿」の読み方が気になる方

フーガはユーガ

あらすじ

常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

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こんな人におすすめ

  • 『君の名は』が好きな方
  • 双子の兄弟がいる方
  • 誰かと協力して悪を倒したことがある方
Rumi
Rumi

ちょっと不思議な能力を持った双子の話。散りばめられた伏線と、あっと言わせるどんでん返しと、伊坂幸太郎節全開の作品です。

砂漠

あらすじ

この一冊で世界が変わる、かもしれない。仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。 明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。限定の書き下ろしあとがき収録。

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こんな人におすすめ

  • 大学生の方・大学時代を思い出したい方
  • サンボマスターが好きな方
  • 青春小説が読みたい方

チルドレン

あらすじ

活字離れのあなたに効く、小説の喜び
ばかばかしくも、恰好よい、伊坂幸太郎が届ける「5つの奇跡」

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、1つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 連作短編を読みたい方
  • 空気が読めないけどなぜか憎めないヤツが周りにいる方
  • ちょっと破天荒なキャラクターが好きな方

アイネクライネナハトムジーク

あらすじ

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

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こんな人におすすめ

  • 連作短編を読みたい方
  • 斉藤和義が好きな方
  • 人とのつながりを実感したい方

火星に住むつもりかい?

あらすじ

「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 勧善懲悪が好きな方
  • 人間の嫌なところと良いところ、両方味わいたい方
  • 虫好きな方
Rumi
Rumi

伊坂幸太郎の描くディストピア小説。突然現れた黒ずくめの男の正体とは?平和警察側であるはずなのに、どこかつかめない真壁にも注目です。

フィッシュストーリー

あらすじ

売れないロックバンドが、最後のレコーディングで叫んだ音にならない声が、時空を越えて奇蹟を起こす。伊坂幸太郎の真骨頂とも言える多重の企みに満ちた表題作他、読者人気の特に高い“あの人”が、今度は主役に! デビュー第一短編から最新書き下ろし中編まで、変幻自在の筆致で編んだ伊坂流ホラ話の饗宴。

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 「ロックバンドが世界を救う」と信じている方
  • 短編集を読みたい方
  • ”あの人”のファンの方

モダンタイムス

あらすじ

恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった

引用元:https://www.amazon.co.jp/商品説明より

こんな人におすすめ

  • 恐妻家の方
  • 何でもGoogle検索してしまう方
  • 社会の歯車になっていると感じる方

バイバイ、ブラックバード

あらすじ

星野一彦の最後の願いは何者かに〈あのバス〉で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気「上品」──これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー

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こんな人におすすめ

  • モテすぎて困っている方
  • 一風変わったヒロインが好きな方
  • 人との別れを経験したことのある方

伊坂幸太郎作品を楽しもう

伊坂幸太郎の小説のなかで特におすすめの作品を20選ご紹介しました。短編から長編、ミステリーからちょっと不思議なお話まで、たくさんのおすすめ作品があります。興味のある方はぜひ「伊坂ワールド」を楽しんでみてください。

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